【プロフィール】狂咲 狂(くるいざき きょう)
 中学時代まで音楽の授業は苦痛でしかなく、通信簿では1以外取ったことがないにも関わらず、友人が学校に持ってきたアコースティックギターで拓郎や陽水をやってモテているのを見て、自宅の押し入れにあった古いガットギターをいじりだす。
 一方でベイシティローラーズの口パクをテレビで見てブリティッシュ・ロックにものめりこんでいき、ハードロックに着地すると、友人から無名メーカーのストラト(タイプ)を8,000円で買い、最初にコピーしたのはパイプラインだった。
 高校になるとバンドに誘われるがなんとドラマーを頼まれたのでスティックだけ買っていくつかのライブを経た。いよいよバンドを始めたくなって友人5人集まってみると全員ギタリストだったのでジャンケンでパートを決めた結果、ボーカルをすることになり自分のハイトーンに気づく。
 卒業後もフォークやニューミュージック、テクノやAOR等もかじりつつも、往年のハードロックを中心に、バンド活動を開始した。UMKの「ドキッとステーション」の特番で県西地区代表で出演、Nail等と共演した。
 地元都城でROCKS、Physical Graffitiといったライブハウスを運営し、当時のバンドブームを支えた。また自らのバンド「たけのこ」で2000年の九州モーターショーのテーマソングに抜擢され、音源を1枚発表した。このころに都城音楽祭の主要メンバーとして活動を開始する。UMKの「HOT-WAVE」ではギタリストとして2年間各地の学園祭や祭りに出演した。夾竹園のCMにも出演した。


 いくつかの時期を経て、「つぶろぢん」を結成するが、ディープパープルをやるつもりが矢沢永吉のコピーバンドでウケてしまい、調子に乗ってNHKのBSオヤジバトルにトライするとみるみる決勝まで進出。審査員の近田春夫に「アイク・ターナーとかやってみてほしいな」と言われてしまう。またこの模様はクローズアップ現代でも取り上げられたほか、東京、広島と遠征し数々のイベントに招待された。また、企業や店舗からの作曲依頼も並行してこなしていく。ラジオプログラム「TONE-RADIO」のメインMCを務める。
 故松元彰一郎氏らとジャズバンド「Root2nd」(通称R2)を結成、数々のイベントやテレビ出演を果たし、オリジナル曲の制作も担当した。
 2013年に都城音楽祭の一環としてスタートした「まちおん」に当初から関り、ソロ活動として弾き語りを精力的に開始、2018年からは代表として活動し、南九州のネットワーク化に努めた。またラジオ番組「つぶやきいも」のメインMCとして2年半、生放送を続けたが、ゲストに外山恒一を迎えた際に問題視されて降板させられる。
 2015年、以前からやりたかったコンセプトを実現するバンド「MIYUKING」を結成。活動の幅を南九州全域に広げるもコロナ禍が始まる。そんな中でアコースティックユニット「ひなたぼっこ」を結成し、オリジナル曲を中心に活動を開始。またソロでの活動もオリジナル曲中心へ移行し、現在に至るが、MIYUKING、ひなたぼっこが忙しすぎてほとんど活動できていない。